昨年の夏に亡くなられたKKさんの奥様が、お土産をいっぱい持って、娘の顔を見がてら新居に遊びにいらっしゃいました。お元気そうで、でもご主人の話になるとしんみりとしたお顔で「いま一生懸命自分を取り戻そうとしているところなのよ」と仰る。鎌倉の家に来るのをKKさんも楽しみにされていたことを奥様から伺い、切なくなりました。
最後にお会いしたときに「今度建てる家にご招待する」と約束し、でもその家の完成の遅れとともに、結局約束は叶わないままでした。今日はKKさんも奥様の胸のペンダントの中で一緒に遊びに来てくださったのだと思うことにします。
とりとめのない話をしながら、夫が死ぬこと、子どもたちが死ぬこと、私自身が死ぬことを考えていました。残される者のことを考えると簡単には死ねないと、つきなみですが強く思いました。
