水辺は裏か表か

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070622beach-3.JPG

まちづくりの仕事を通して、日本のいろいろな海、漁村を見てきましたが、鎌倉や湘南には「日本の海辺特有の物悲しさ」がない印象を受けます。

その理由は複合的なものでしょうが、ひとつに、海に背を向けていない、日常的に海を積極的に楽しもうとする姿勢があります。それも一年を通して。職場としての機能だけが特化していると、どうしても遊びの部分が少なくなってきますが、都市部に近い海辺空間に期待されている役割の多くは遊びです。その点において、常夏のビーチに似た陽気な雰囲気を感じ取られる方も多いのではないかと思います。


翻って、身近な川はどうでしょうか。

生活用水/排水路としての位置づけだった頃の運河や河川は、家の裏手にあるものという意識が強く、川面から見上げる景色は決して美しいものではありませんでした。ところが川を楽しむ対象として意識するようになると、川沿いの事業者や家が次々と川の方を向き始めました。そして、それと時を同じくして、川の浄化が進み、川をきれいにしよう、川を遊ぼうという市民の気運が高まってきました。

水辺に背を向けていた町並みが、急速に水辺を表ととらえ始めたその変化の様子は、とても興味深く、見ていて楽しいです。最近は目黒川沿いにも変化が現れているようですね。渋谷区の河川行政が前時代的であるために神田川の改修がなかなか進まないという話を以前聞きましたが、今はどうなっているのでしょうか。

ちなみに、写真中の木橋のかかっている部分は、鎌倉を流れる稲瀬川の河口です。この時期のコンクリート護岸はベンチ代わり。右手には漁船が並び、多様に活用されるmixtured areaでもあります。


サラリーマン時代の先輩でとてもお世話になったMFさんが、いま、広島の川づくりに尽力されています。

とても愉快で自由な方で、期待通り、こんな楽しそうな活動を始めておられます。雁木タクシーには私も乗ってみたい。興味のある方は、ホームページをご覧になってみてください。

雁木タクシー(小型プレジャーボートで水上タクシーを運航する活動)
http://www.gangitaxi.etowns.net/

セアック(水辺の緑地遊び)
http://www009.upp.so-net.ne.jp/caq/index.html

里山あーと村ホームページ(里山の現代的利用)
http://homepage3.nifty.com/muginet/ato/index.html


MFさんは川と里山をライフワークにされている方で、横浜の川づくりの仕事もご一緒しました。先日、都市の川づくりの第一人者であった森清和さんの追悼本がKKさんの奥様から送られてきて、それを拝読しながら、MFさんとの仕事を懐かしく思い出しました。


Small river image from Hiroshima River Express GANGI TAXI

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このページは、Yoshikoが2007年6月25日 11:13に書いたブログ記事です。

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