
フランシスに妹が生まれてヘソを曲げるというあらすじを知り、幼稚園から借りてきました。
「フランシスのいえで」は、妹が生まれて自分がないがしろにされているように感じている女の子(あなぐま)が、自分も家族の一員として大切に思われていると実感するまでの気持ちの揺れを丁寧に描いたものです。
フランシスのおかあさんは、生まれたばかりの赤ちゃんのお世話に忙しくて、フランシスのお気に入りの服にはアイロンが掛かっていなくて学校に着ていけないし、大好きなほしぶどうも買い足されていない。フランシスはすべてが面白くありません。
そこでフランシスが強烈なひとこと。
「このごろ、うちはいろんなことがおもうようにいかなくなったのね。きるふくはないし、ほしぶどうはないし。あたし、いえでしようかしら」
フランシスがいえでを決心するこのくだりは、夫と読んでいて大爆笑してしまいました。私もいざとなったら言ってみようかな、「このごろうちはいろんなことがおもうようにいかなくなったのね。あたし、いえでしようかしら」って。
このおかしみ、訳者の松岡享子さんに負うところも大きいのでしょうね。
日本語の力を感じます。
