今日はちょっと興奮しています。
大学生のとき、初めてパリに行きました。クラスメイトの親戚がパリに住んでいて、その方の持っているアパルトマンを貸していただいたのです。
一緒に行ったクラスメイトは郊外の親戚の家に泊まったので、パリの真ん中に一人暮らしという、とても贅沢な一週間を過ごしました。
滞在中、毎朝のように近所のパン屋さんでバゲットを買いました。黒に近い焦げ目のついた、香ばしいカリカリのバゲット。細く、気泡の大きいスカスカのバゲット。
そのパンがとてもおいしくて、でも当時は、初めてのパリに舞い上がって、何を食べても美味しいのだと思っていました。ところが、以来、あそこまでおいしいと思うパンになかなか出会えません。2度目のパリ、3度目のパリで有名なパン屋さんに行っても何かが違う。記憶のなかで美しい思い出になっているだけだろうか。確かにあそこのディスプレイなどは少し野暮ったく、店内も安っぽいテーブルとイスが置いてあったし、どう見ても市井のパン屋さんだった…。そう思うことにし、数年前にパリに行ったときも探しはしませんでした。
覚えているのは、パン屋のある街角の様子とディスプレイと、何かの賞を受賞したという古い新聞記事の額と、パンの味だけ。探そうにも名前も住所も分かりません。この世で一番美味しいバゲットをつくると私が信じてやまないそのブランジェリーは、自分の舌を信じたい気持ちと、思い出を壊したくない気持ちが相半ばする、でもいつかはまた行ってみたい特別な一軒になりました。
時は経ち、17年後の今日、市の図書館で見かけた「ボンジュール!パリのパン屋さん—おいしいパンに出会うために」という本に、なんとそのお店が載っていました。窓のディスプレイで分かりました。
最寄り駅や通りの名前など、細かい記憶が甦ります。
パリ8区、「Rene Saint-Ouen(ルネ・サントワン)」。
1976年にパリ支庁よりバゲット賞を授与され、以来、大統領御用達バゲットとして官邸に納入しているそうです。大統領主催の晩餐会でも供されるとか。菓子パンをのぞいて全て天然酵母。焼きの強いクリスピーな食感が特徴。探し続けていた甲斐がありました。
次の機会には、帰国日に多めに買って持って帰ってきたいと思います。
お焦げご飯の好きな方、天然酵母パンの好きな方は、パリに行ったら探してみてください。あの当時のままだったら、小さなカフェスペースもあるはず。隣のビルに入っているビジネスホテル風の宿泊施設の食堂も兼ねていた記憶があります。
Rene Saint-Ouen(ルネ・サントワン)
PATRON:M.Rene SAINT-OUEN
111, Bd. Haussmann 75008
TEL:01 42 65 06 25
メトロ:Miromesnil 9/13 下車
7:30〜20:00
日曜日休、8月休
地図:http://paris.8.evous.fr/Boulangerie-Rene-Saint-Ouen,1311.html

分かる分かる、こういう時ありますよねー。しかも日本で見つけた本にあったとはまたまた興奮するわ。
パリのパンってそんなに美味しいんですか? パリ仕込みの若い男性がやっているお店が京都の実家の近くにあり、フランス人がパリのクロワッサンと同じ味!と感動していました。CTの田舎では美味しいパンって何のこと???って感じで、今は自宅のパン焼き機でクロワッサンも手作りですー。最近美味しい物を買いたくてしょうがない。
そういうと私も高校(Hollywood)の同級生を日本のVogueで見て吃驚しました。Cold Playのworld Tourの前座をしているようです。
■windyさん
フランスのパンは美味しいと思います。
農業国ですから、技術もさることながら
材料も良いんだと思います。
でも、クロワッサンを手づくりなんてすごいです!
最近はハッキリ言って、東京にかなり
集まってるんじゃないでしょうかねえ、美味しい物。
で、そこに鮮度を加えたさらにおいしいものが
地方にひっそりあるという構図。
山形なんて、美味しいものの宝庫ですよ〜。
一時帰国中にたっぷりおいしいものを
楽しんでくださいね♪
本日の私の吃驚は、NHKの7時のニュースを見てたら
時事解説に知り合いが出てきたこと。
それも、この夏一緒に山形を旅行したご近所さん!