
しばらく前の週末。春一番の吹いた寒い日のこと。六地蔵の近くに家を建てる方に、上棟でお餅を撒くから、とご招待を受けました。
同じ建築家&工務店で計画していて、亀の歩みの如き進行状況に私も気になっていたのですが、ついに上棟。近所の子を誘って家族で行くと、息子の幼稚園のお友達もたくさん集まっていました。

開始を告げる合図に骨組みだけの2階部分を見上げると、紅白のお餅、お菓子の小袋パックが次から次に降ってきます。頭にぶつかると結構痛い。手で成形した大きさもまちまちのお餅は、たぶん、ご家族総出で手づくりされたのでしょう。家づくりに対する思いが伝わってきました。ご近所の方も、新しく越してこられる建て主さんの人となりがわかり、安心したことと思います。
息子はこの日から朝食にお餅を焼いてほしがり、乞われるまま焼いていたら一回に4コ食べていました。よほど美味しかったのか。私の口には最後まで入らず。
同じくお餅を拾いにきていたSちゃんのパパは某ハウスメーカー専属の大工さん。聞くと、最近ハウスメーカーで建てる方は、お餅を準備するお金があったらその分、オプションをつけたりグレードアップしたり。すべて家に使ってしまうとのこと。パパが大工になってから、お餅を撒くような現場に立ち会ったことは皆無だそうです。
帰りは、まだ通ったことのない狭い路地を選んで帰ってきました。

路地散歩は鎌倉に住む楽しみの一つです。

このお宅は敷地も広く、時間を経てなおモダンさを感じる意匠もすてきでした。裏に通用門ならぬ車回しとアプローチがあり、一体どのような暮らしを想定して建てられたものなのか想像が膨らみます。
