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寺山修司の短歌

「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや」

寺山修司の若い頃の歌です。
キャッチーなので、耳にしたことのある方も多いかと。

寺山=天井桟敷というイメージがあり、てっきり演劇出身の方かと思っていたのですが、もともとは歌人として活動されていたそうです。


短歌を好む義母の勧めもあり、短歌を勉強するにはいろんな人の歌を読みまくるのが一番と、いろいろ目を通そうとするのですが、読み込むのに時間が掛かり全然はかどりません。

名作とされているものは、一首読むのにとにかくすごく時間がかかる。頭を使う。古典の教科書をひっぱりだして文法から勉強し直しです。子育て中に歌から離れ、それを後悔している義母からは「この時期にしか詠めないものがある」と背中を押されているのですが、歌に没頭する物理的な時間が見あたらない。

とはいっても、何をどう見るか、という視点へのモチベーションがいちいち新しく、もう短歌に夢中なんですけどね。


私はアバンギャルドなものが好きなので(というか、正統派のものはどこから手をつけたら良いのか皆目見当がつかない…百人一首あたり??)、歌なら寺山修司かなと探していたら、ナントこの3月に岩波書店から「月蝕書簡 寺山修司未発表歌集」が発売されていました。

さっそく図書館で借りたのですが、素人には歯が立たず、時間切れ。初心者の私にはハードルが高すぎた。そもそも斎藤茂吉の次は寺山とまで言われた、超本流にいた方だったのですね。

ちなみに俵万智は、高校生の頃、暗記するほど読み込みました。でもあの頃は、このまま真似して始めても万智ちゃんモドキな歌しか詠めないだろうなーと冷めた目で自分を客観視していました。それに、自分をさらけ出すことが、すごく恥ずかしかった。万智ちゃん、恋愛の歌が多かったから。自意識過剰な青春時代でした。

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コメント (4)

you-ee&Co.:

おはよう〜♪

短歌や俳句には全く縁のない私ですが、
最近、他人の歌にああ上手いなあ〜と
うなることが増えたよ。
大人になったのかしら。

短歌を勧めるお義母さんと義娘…
なんてアカデミックな関係〜!素敵。
この時期にしか詠めない気持ち、
その時間が見つからない苛立ち、
これもいい題材?!

寺山修司が歌人だったとは。
教えてくれてありがとう♪
ご存知かもしれないけど、
図書館の本はネットで
延長手続きできるよ。

■you-ee&Co.さん

さすがに人気の本らしく、延長ができないのよ。
次に予約の人がついてると延長不可みたい。

短歌はダイレクトな表現は嫌われるので、
私のように日々単刀直入に生きている人間には修行になりますわ。


今回の寺山の歌でぞくっときたのは、

「面売りの面のなかより買い来たる 笑いながらに燃やされにけり」
「父ひとり消せる分だけすりへりし消しゴムを持つ詩人の旅路」

こんなのばっか読んでたら、刺激が強すぎて
子育てできなくなるんじゃないかと。。。

美希:

うちのいとこが、短歌研究新人賞をとったという歌人です。
まあ、おじいちゃんが俳画家だったので、
血筋なのかも。

でも作品はどれも小難しく、受賞した作品ですら、
うちの家族は、評価のポイントが
???と理解できません。
もっと一般受けしなくっちゃ、
大成は難しいんじゃないかなあ。

俵万智の、子どものことを読んだ短歌は
どこかで読みました。

深く共感。
やっぱりこうでなくっちゃね。

文壇の評価と一般受けは違うというのはあるかも知れないけど…
従兄弟さん、すごいっ!そんけー。

歌には人間性が出るね。

俵万智が子育てを通して詠んだ「プーさんの鼻」は本当に素敵で、
たとえば

「揺れながら前へ進まず子育てはおまえがくれた木馬の時間」

なんて、一人目の子を育てているときの私には
とても持ち得なかった視点です。
彼女はシングルマザーだから、始めての子育てに戸惑うことも
一人で乗り越えていかなければならなかったでしょうに、
強い人だなと。

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