岩手・宮城内陸地震で、知り合いが亡くなりました。早過ぎる、突然の死。先週は、友人同士で関連の連絡をとりあったりもして、何かというと彼女を思い出し、呆然とすることの多い一週間でした。
私は、昨年二人目の子を産むまで、まちづくり・地域づくりのプランナーとして断続的に仕事をしてきました。マイナーな職業ですが、そのスタートは、恩師から紹介された、観光の研究機関でのアルバイトでした。学生時代のある時期、ほぼ毎日サラリーマンのように丸の内のオフィスに通い、亡くなられた麦屋さんをはじめ数人が在籍するチームのアシスタントをしていました。
当時の麦屋さんは、お子さんを保育園に通わせながら家庭と仕事を両立させているワーキングマザーで、男社会だった業界における結婚・出産・母業のパイオニアでした。出張を繰り返し、脇目もふらずに仕事をしては、深夜残業が当たり前のオフィスで4時半になるとすまなそうに退勤する姿は、女性が仕事をすることのいろいろな意味を、身をもって私に示してくれました。48才。お子さんも大学生になられ、職業人として、これからまさに脂の乗った時期を走っていくべき人でした。
よく千疋屋のアイスクリームをご馳走してくれたこと、みんなで勝鬨橋にふぐを食べに行ったこと、保育園の帰りに手をつなぎながら息子さんと夕食の相談をするのが楽しいと仰っていたこと…この期に及んで思い出すのが食べ物がらみばかりというのも気が引けますが、加賀まりこさんに面影の似た、チャーミングな方でした(私、いつかご本人に似てますねぇって言おうと思ってたのに!)。最後にお会いしたのも、やはり、ある温泉街でのワークショップ。本当に残念です。
一週間、ネットで関連のニュースを見てはタブを閉じられずにいましたが、今日ここに記録することで、一区切りつけたいと思います。この一週間は、自分はやるべきことを後回しにしてはいまいか、優先順位を正しくつけているか、きちんと全力で生きているかと、自分と向き合う一週間でもありました。後悔のない人生を生きていきたい。
ご冥福をお祈りします。